介護は人のためにならず。してやっているではなくさせていただく


介護士として従事し5年。有料施設4、訪問介護3、ショートステイ、デイサービス、特養を経験し現在も現役で介護士として現場に立っている。大先輩の介護士や介護をされているご家族さまの話を見聞きしたわたしが感じる介護の現実について、少しずつお話していこうと思う。今回は、介護をする側の気持ちについて。

情けは人のためにならず

介護もこれにつきる。自分が後悔しないために介護をするのであって、強制的にやらされるものではない。”旦那のご両親の介護なんて絶対ヤダ”と考える嫁に限って、親や旦那にぶら下がって生きてきた人であると感じる。

北欧では、子どもが両親を介護する家族は10%未満。社会人できちんと自立していれば、親は子どもの世話になろうとは思わず自分で準備をしておくだろう。わたしが逆の立場ならそう思う。

総務省統計局「親と同居の未婚者の最近の状況(2016 年)」によると、独身男女の親子同居世帯は、20-34歳の未婚者で45.8%。約半分が同居している数字に驚きを隠せない。

理由はあるにしろ、自立できない子どもや子離れできない親の共依存が、結婚してからも響いているように思う。

早い段階で自立した生活を送っていれば建設的な親子関係を築けており、介護支援が必要になってもスムーズに支援ができているように感じる。

今の状況はあなたが作った世界。起きていることはすべて正しい

「なんでわたしばっかり」。介護で病気になってしまう人は、責任感が強く不器用なタイプか、他責な人。詳しくは精神科に任せるが、苦しそうな人に介護されるほうがかわいそうだとわたしは感じる。まずは、自分が幸せであることが大前提で、介護するなら精神的にも身体的にも元気な人でなければ難しい。

大切なのはあなたの人生、優先順位を間違えないでほしい。自分と向き合い、折り合いをつけ、冷静に判断し、”自分が介護をさせていただくことがwin×win”と、当事者と対等に接する事ができる人だけ、介護をしてほしい。介護は終わりが見えないので、突貫でできるものではない。ライフスタイルに取り入れることができなければ、引き受けない方がいいだろう。

介護をするかしないかはあなたが決めること

介護したくなければ、ケアマネと医師と交渉し、最高の妥協点を見つけて任せてほしい。

介護をすると決めたなら、がんばらないで状況にあわせて柔軟に変えていってほしい。

介護はさせていただくもの。あなたが後悔しない選択を。

不安や困りごとがあれば、いつでも馳せ参じる。



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