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断酒に写経。効果とやり方

今日は月初め、写経をしました。久しぶりすぎて2時間もかかってしまいました。2017年には、写経の会というイベントを、勝間塾の中で1年間開催したことがあります。毎月1日と15日に写経をしてその写真をアップするだけというものだったのですが、継続力のないわたしがおかげさまで1年無事に続きました。一人じゃ無理でも、みんなでやると継続できる。ありがたい成功体験をさせていただきました。

写経の効果とやり方

そもそも写経とは? お経を抜粋して書き写すのですが、有名なのが般若心経と呼ばれる「般若波羅蜜多心経」。ただ、これだといきなり長いので、開経偈(かいきょうげ)や懺悔文(ざんげもん)などもおススメ。心静かにお経を書き写せればOKです♪

写経に出会ったきっかけは、瀬戸内寂聴さんからでした。20代、精神的に不安定だわたしが瀬戸内寂聴さんの本と出会い、写経と出会いました。おかげで、お酒の時間を減らして余った時間を、写経や読書に変えることができたのです、すごい。

写経のやり方はとっても簡単。

写経セットと筆ペンからどうぞ。100円均一でもあるとこには売っているし筆ペンを買えばすぐにスタートできます。何ならボールペンでも鉛筆でもOKです。形はどうでもいいので、まずは、じっと座って1文字に魂を込めて書く、それを書き続けてひとつの写経を完成させる。これが大切です。

心誠堂 入門 なぞり書き 般若心経 写経セット (写経用紙10枚+筆ペン)

ただ一文字に集中する、気持ちよさ

わたしの菩提寺は、真言宗豊山派 寶劔山 観福寺です。2012.2.1 寂庵にて実際に写経し、瀬戸内寂聴さんにもお会いできました(感動)。2015.9.20には、バイクでお遍路満願したのですが、だからと言って、別に宗教的なことは別に考えくていいんです。難しく考えないで、ヨガの精神で。ただ目の前に集中することの気持ちよさを体験してもらえたらうれしいな~と思います。

冒頭で伝えた通り、文字を書くだけのなのに2時間。慣れてきて40分~60分です。この時間、脳はどうなっていると思いますか? 泣きながら書くこともあれば、ハネルやトメルなど文字に集中することもあり、考え事がさ~っとでてきて消えていくこともあれば、悩み事の相手が出てきて文字がぐちゃぐちゃになることも。仕事で寝ていなくて、書きながら寝落ちしたこともあります。

ただ、最後にはぐちゃぐちゃでもどんな状態でも書きあげてください。途中からまた体制を立て直して書き続けることも重要で、とにかく書くと決めたら書き上げるまでがんばってください。

写経については、合う合わないがあると思いますので、まずは手軽に始められる安いセットからぜひ。もしはまったら、読経したり意味がわかるとより文字を書くのが楽しくなりますよ。

最後に、なぜわたしが写経をはじめたのか、書き続けたことでどう変わったのか、その当時の様子を詳しく書いておきますね。ただの恥ずかしい昔話なので、お時間のある方だけどうぞ。

写経で取り戻す日常。ただひたすら自分自身と向き合う時間

18歳で車の免許を取ってから、父の真っ赤な箱型のスカイラインで山下公園を流したり、従兄弟の重ステ5速マーチと一緒に熱海まで走りに行ったり、アメ車やドラッグレースを冷やかしに大黒ふ頭に入り浸ったりしていたけれど、それも3年もすると飽きちゃって。

25歳でバイクの免許を取ってからは、マグナ250なのに怖いお兄さんのお誘いで、ハーレーのイベントも3年くらい通ったかな。

それでも20代終わりにはやっぱり飽きちゃうわけです。ボイトレ通って音楽イベントに関わったり、ダーツで大会にでたり、サーフィンでかっこつけたりしていた時期もあったけど、どれも続かなくて。結局、手軽なお酒を毎晩飲み続けて、その量は底なしになっていきました。

あー、破滅だな。

漠然と自分のダメさを振り返り、散在した借金をどうするか。ここでようやく自分と向き合って行くんですよね~。遅かったけど。

外食ばかりの生活から自炊へ、お酒をやめて本を読むようになり、運動してよく寝るようになりました。そんな中で出会った一冊が、瀬戸内寂聴さんの写経のススメでした。

(わたしの使用しているお数珠も寂聴さんの)

いや~、これは当時、わたしの救いでしたね。否定されるわけでもないけど、ただ自分自身と向き合えるんです。般若心経には、「無」「空」「死」が何度も出てくるんですが、これが虚しくてね~。それでも書き終えると、よくやったぞーと達成感を感じることができたのです。

今でもなぞり文字なのに下手くそですが、当時からくらべれば少しはマシになっています。これも、人と比べず過去の自分と比べるのにはとてもいい訓練になりました。

そこそこ時間もかかるので、お酒を忘れることができました。断酒まではいかなかったけど、お酒の量を減らすことに成功したのも写経のおかげです(2015年以降は勝間塾のおかげで、断酒継続中)。

とにかく、当時のわたしには、一人の時間が必要でした。そのために写経は、驚くほど、効果がありました。

その後、山あり谷ありしながらも、なんとか元気にやってこれたのは、写経を通じて祈る事や感謝することを覚えたからだと思っています。

そうこうしているうちに、お酒を浴びるように飲んでいた父は、67歳でたくさんの病気をかかえながら死んでいきました。薬が嫌いでほとんど飲んでいなかったせいか、骨が太すぎて火葬場で全然焼けなくて、ようやく終わって骨を拾うと思ったら、学校の教材に使えるくらい頭、体、足としっかりしていた骨で驚いたのが2009年の夏。

お酒は怖い。アル中とは、手が震えることでも毎日飲まなければ平気なのではなく、タバコ同様脳がお酒のことを考える時間に侵されてしまうことだと認識しています。例えば昼間っからビールを飲むとか、今週末の飲み会を楽しみにするとか(人と合うことでなくお酒が飲めることに対して)。

誤解をされると困るのですが、タバコと一緒なので、本人がいいと思って飲んでいることは、まったく気にならないし全然関係ありません。ただ、お酒で記憶をなくしたり、暴言を吐いたり、やめようと思ったところでやめられなかったり、仕事に支障が出たり。やめたいけどやめられない方の参考になればという感じです。

禁煙と一緒で、やめた人にはわかるのですが、ないことが楽チンなので。よければ、禁煙についてのお話はこちら↓。
【禁煙断煙について】チェーンスモーカーがだったわたしが禁煙に成功した方法

話をお酒に戻すと、西原さんの実体験をもとに書かれたマンガがとても分かりやすいです。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

写経による効果は人それぞれですが、わたしの過去の体験が誰かの何かのお役に立てたらうれしいです。

お酒は、自分も家族も周りも巻き込み破壊していきます。心当たりのある方は、どうか、お気をつけて早めの対策を。