(アイキャッチ画像は、2018年学園祭「夢走祭」にて)
今回は、学校法人 ホンダ学園 ホンダ テクニカル カレッジ関東(以下ホンダ学園)さんについて、ご紹介したいと思います。
まずはじめに、記事掲載のお礼より。現在連載中の「レディスバイク」について、ホンダ学園さんがWEB SITEで紹介してくださいました! 花輪さん、ありがとうございます。 ↓↓
バイク雑誌「Lady’s Bike」への連載スタート
失敗を経験できる成長の場
学園内を見学。いたるところで、本田宗一郎氏のスピリットを感じました。(本田宗一郎氏の名言集を↓↓で少しご紹介しています。ぜひ、ご一読ください。何度読み返しても、うなってしまいます。)
校長室がなく、教員と同じ職員室で校長先生も働く環境。授業以外の時間は、先生と生徒さんがフラットな関係で、距離が近い。授業でわからないことはすぐに聞け、チャレンジに対し講師が積極的。メカニック部やレース部など部活も充実していて、実際に自分たちで作ったマシーンを走らせているなど、刺激だらけでした。これは、整備士学校では当たり前なのか、ホンダ学園だからできることなのか、とても興味が湧きました。
印象的だったのが、レーシングカー一台を目の前に討論している学生二人。極寒の屋外なのに薄着で何やら話しています。「もう時間がないからこれだけやるしかなくない?」「いやいや、それははずせないでしょう」とかなんとか。工具も、場所も、車両も、自由に使える環境、なんとうらやましい! そして、その学生さんのキラキラした目が、今でも目に焼き付いています。
学園では、整備士や開発の勉強はもちろん、ほぼノーリスクで、失敗という経験を積み重ねながら試行錯誤を重ね、形にしていく学びの環境というところが、すばらしいなと感じました。
女性でも安心、ロッカールーム女子会
女性生徒さんは、圧倒的に少ない。その分、コミュニケーションがとりやすい雰囲気を感じました。女性専用ロッカールームでは、学年は関係なく使うため、先輩と一緒にランチをすることもあるとか。授業内容や心配事ごとなど、気軽に先輩へ相談ができるので、安心して通える環境のようです。貴重な女性講師もいらっしゃるので、就職後の不安も相談できるのがいいですね。
ダイバーシティが浸透し始めた昨今、モータースポーツ業界では、女性の力を求めているそうです。わたしも応援したい! 女子学生の方へをぜひご覧ください。
新婚旅行はマイナス30度のアラスカツーリング。個性豊かな講師陣
講師の豊田剛先生:http://www.geocities.jp/toyodadream_011/kinkyou.html
夢は、”家族三人、自転車で五大陸を制覇”:http://www.geocities.jp/toyodadream/index.html
「ヘルメットの間にちょっとでも隙間があると凍傷になっちゃうけど、気を付けていれば、大丈夫だったよ~」という、衝撃の新婚旅行記を話してくださったのは、メディア出演もされておられる豊田剛先生。
1992年パリダカ完走、1995~6年の連続出場のバハ1000では、250ccクラスで二回とも二位。夢は、”家族で世界五大陸を自転車で走破”と、話のスケールが大きすぎ。狭い世界で生きてきたわたしは、驚きすぎて固まってしまいました。こんな先生から、直接指導を受けられたら、”夢は、かなえるものなんだ”って、言えるよな~と、体中がしびれる思いがしました。
ホンダ学園の講師は、豊田先生はじめ、ユニークな先生方がそろっているそうです。今後、どんな先生にお会いできるのか、とても楽しみです。
ペーパークラフトで作るテッシュケース
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紙で作ったテッシュケース。こちらの開発者は、さきの豊田先生。
そのモデルはこちら(レストアした豊田先生のお車)。(ためいき)アイデアが形になるのって、興奮しますね。
興味を持たれたあなた、学生さんも社会人さんも、随時見学ok。願書は、2/26までですので、ぜひチェックしてください。→募集要項
本田宗一郎氏の名言集
本田宗一郎氏の名言集の中から、学園に関連すると感じたモノをピックアップしました。
(出展 本田宗一郎名言集より:https://twitter.com/hondabot001)
■社長なんて偉くも何ともない。課長、部長、包丁、盲腸と同じだ。要するに命令系統をはっきりさせる記号に過ぎない。
■会社の為に働くな。自分が犠牲になるつもりで勤めたり、物を作ったりする人間がいるはずない。だから、会社の為などと言わず、自分の為に働け。
■「若さ」を自覚してこそ、初めて苦しみに耐え抜く勇気も、明日への活力も湧いてくる。だから私は若い人たちにまず「若さ」の価値を知るべきだと声を大にしていいたい。
■人間にとって大事なことは、学歴とかそんなものではない。他人から愛され、協力してもらえるような徳を積むことではないだろうか。そして、そういう人間を育てようとする精神なのではないだろうか。
■高校生から教育の名の下にバイクを取り上げるのではなく、バイクに乗る際のルールや危険性を十分に教えていくのが学校教育ではないのか。
■何かを深く信じれば、誰でも自分の中に大きな力を見つけだし 自分を乗り越えることができる。
■百のうち九十九は失敗。
■友情は、人間感情の中で最も洗練された、そして純粋な美しいものの一つだと思う。
■チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ。
Honda Dream。抜群の環境で、夢に向かって走れる夢の学園、ホンダ学園さんでした。
おまけ
さきほどのテッシュケース、実はわたしまで、いただいちゃいました! うー、ありがたや~。この日も休日にも関わらず、足をお運びくださり、取材ではさまざまなご配慮をいただき、冒頭のサイト記事を書いてくださった花輪さま、いつも本当にありがとうございます! どうぞ、引き続き、よろしくお願いいたします。