2020.8.13(木)~16(日)の4日間、茨城県にあるレオンサーキットにて、ウミガメCAMP 4daysが開催されました。
この熱き4日間の様子を、メガホンを持ち続けた私Hanaがレポートさせていただきます。
2020.8.13-16ウミガメCAMP 4days
キャンプ1〜3日目はタイムアタック練習会、3日目のフリー走行はコースを変更してミニサーキット風にトレイン走行を行いました。
夜は、感染対策を行ってのお楽しみバーベキュー。サーキット内でキャンプが可能なため、時間を気にせず交流を楽しみました。
最終日は、大会。大いに練習の成果を発揮しました。結果は、以下の通りです。
今年は、新型コロナウィルスの影響でモトジムカーナもシリーズ戦が全戦中止になる可能性が出てきました。
大会はないですが、各地で感染対策をしながら練習会が行われています。練習してばかりが長く続いています。
すると、困った現象がおきます。
練習会でメキメキと力をつけたノーシードの選手たちが、現在の認定シードより成長して速くなっている事例が多くなってきました。それ自体はとても良いことなのですが、練習会の速度別の班を組む際に、速さの差があるので安全管理がしにくい。
こうなったら、2ヒート走って結果を測定すれば最新の速度別の安全なグループ編成ができます。大会がなく目標が漠然としてメリハリのないことは、モータースポーツをする上で情熱が半減してしまいます。
それならば、自分たちが大会に変わるものを作ろう…と思いついたのがウミガメキャンプ4days、その最終日を大会にしました。
モトジムカーナ練習会の伝統と歴史
モトジムカーナのタイムアタック練習会では基本全員スタッフ制になっています。
体験走行は、モトジムカーナに初めてチャレンジするという方が走るため、お昼の時間に走る体験者に対して、先輩である選手が覚えにくいコースを誘導して完走を手伝っています。
モトジムカーナは誰もが初めての時に先輩選手にお世話になっていることが多く、
『恩返しは同じことを後輩にする』
という意味でも、皆が手を取り合ってスキルアップするというスタイルです。
チャレンジを止めないウミガメ練習会
今まで大会の運営は、専任スタッフという恵まれた環境で参加していた選手が自分たちで大会を作る。マーシャルもビデオ撮影も、プレゼンターも、進行も全て選手が行いました。今回、ウミガメ練習会では初めての試みでした。
大会がない時期に、いかに認定大会に近づけるか?
やはり、思っていた以上にJAGEの運営の素晴らしさを痛感しましたが、今回実施してみて具体的な課題が見えて、自分たちで大会を作り上げていく事は可能だという糸口が見えてきました。長すぎるオフシーズン故…。
今回の大会での実績で、速さに応じたクラスを認定し、ステッカーの授与も行いました。
次回から当練習会では申し込みの際、認定クラスで参加していただきたい。運営安全上の対応です。このような時期でもスキルアップを絶えず行ってもらいたい。
終わってみると、小さな大会にもかかわらず、皆で速くなった選手を称え合い、認め合う場所や機会を作ることができてとても良かったと思っています。
私達も経験値を積み、もっとたくさんの方の充実した笑顔を見たい! そんな気持ちになりました。
《文/Hana 写真/ウミガメ練習会 編集/marsha》