こんにちは!「女性ライダーQuest」のマーシャです。
このたび新設したカテゴリー「日々のQuest」では、私の日常やバイクライフをより深く、豊かにしてくれる「小さな探求や発見」をお届けしていきます。
そして記念すべき初回は、私自身が定期的に読み返す一冊、ミヒャエル・エンデの『モモ』のお話です。
名作中の名作ですのでファンも多いかもしれません。反対に、「バイクブログで児童文学?」と思われるあなたには、あなたのための大切なメッセージが詰まっているかもしれません。
🏍️ あなたの時間は「灰色」になっていませんか?
『モモ』の物語で、人々の「時間」を盗む存在として登場するのが「時間貯蓄銀行」の「灰色の男たち」です。
彼らは、人々に「時間を節約しなさい。無駄な時間をなくしなさい」と囁きかけ、せっかく節約した時間を吸い上げてしまいます。
結果、人々は時間を節約しているはずなのに、心はどんどん荒み、常に何かに追われるようになってしまうのです。
この物語を、50代以上の読者層のあなたが読むと、どう感じるでしょうか?
長年のキャリアを積み、仕事や家庭で責任ある立場にいるあなたは、常に「効率」「生産性」を求め、時間に追われてきたかもしれません。
「若い頃のように、バイクで一日中気の向くままに走るなんて、今は無駄だ」
「趣味に使う時間があるなら、もっとやるべきことがある」
そう考え、知らず知らずのうちに、自分の時間を「節約」し、心を貧しくする「灰色の男」に憑りつかれていないでしょうか。
🛵 女性ライダーが忘れてはいけない「モモの気持ち」
私のサイトを訪れてくださる女性ライダーの中には、介護や看護の仕事に就いていたり、シングルマザーやバリキャリママとして、誰かのために生活の時間を切り詰めている方が多くいらっしゃいます。
みなさまは、人の話に耳を傾け、他者に貢献する優しさを持つ一方で、自分自身の「時間」を他者に奪われやすい立場でもあります。
そんな女性たちにこそ、モモの持つ特別な能力を思い出してほしいのです。
モモは、ただそこに座って、相手の話を心から聞くことができる少女でした。彼女に話を聞いてもらうだけで、人々は自分自身の心の中にある答えや、本当に大切なことに気づくことができました。
時間に追われ、他者の期待に応えようと頑張る私たち女性ライダーが、バイクに乗る時間や一人で本を読む時間を持つことは、「無駄な時間」ではありません。
それは、モモのように自分自身の心に深く耳を傾け、心を回復させるための、最も豊かで大切な時間だと思うのです。
📚 バイクに乗る時間は「人生のQuest」に不可欠な宝物
バイクで風を切って走る行為は、まさに「時間の効率化」とは真逆にあるものです。
寄り道をし、景色を眺め、コーヒーブレイクで何もしない時間。この一見「無駄な時間」こそが、私たちライダーの心を豊かにし、人生の灰色の時間を鮮やかに塗り替えてくれるでしょう。
『モモ』は、大人になった今だからこそ、心に響く童話だなあと感じます。
もし、あなたの心がちょっとでも「灰色に染まっているかも」と感じたら、そのQuestの第一歩として、この物語に触れてみてはいかがでしょうか。
一読するたびに、あなたが心から大切にしたいものが見えてくるかもしれません。
✨ あなたの「豊かな時間」を取り戻す最初の一歩
偶然見つけたこのサイトでの1冊が、あなたの豊かな時間への扉を開く鍵となりますように♬
🔽 今すぐモモを読んで、心に火を灯す 🔽














