こんにちは!「女性ライダーQuest」のマーシャです。 日々のQuest第6回目は、香住泰さんの『稲荷山誠造 明日は晴れか』をご紹介します。
Kindle Unlimitedの無料枠からふと選んだ一冊だったのですが……これが大正解でした!
会長と仲間たちの、テンポよい破天荒さ
この物語の面白さは、なんといっても登場人物たちの掛け合いにあります。
- 自由奔放で圧倒的なパワーを持つ「会長」
- それに翻弄されながらも共に歩む「祥(さち)」
- そして絶妙な存在感を放つ「館林さん」
この3人のテンポがとにかく良くて、ページをめくる手が止まりません。
あらすじ: 70歳を超えてなお、有り余るエネルギーと資金力で周囲を巻き込み、無理難題を突破していく元・稲荷山組会長。彼がかつての仲間や若者と共に、旅先や日常で巻き起こる騒動を「力技」と「情」で解決していく痛快エンターテインメント。
「女性ライダー」のスピリットに通じるもの
最近はもう単なるブックレビューのようになっていますが、ささやかながら、女性ライダーの皆さんの心にどこか引っかかるのではないかと思って選んでいます。
自分でハンドルを握り、どこへでも飛んでいける自由さ。 常識にとらわれず、自分の直感を信じて進む潔さ。
物語の中にある「旅」や「破天荒」な要素は、私たちライダーがヘルメットを被った時に感じる、あの解放感にどこか重なる気がしています。
明日は晴れか、それとも……
「明日は晴れか」というタイトル通り、どんな状況でも前を向かせてくれる一冊です。 ツーリングの休憩中や、夜の静かな時間に、この痛快な世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
















