おはようございます、マーシャです。
今回は、初心者の人たちだけでツーリングに行くときの注意点についてまとめました。バイクは、体がむき出しですから、一瞬の判断ミスで命取りになる事も。
そんなこと言うと、「やっぱりバイクは危ない」という話になりそうですが、バイクに限らず遊びって何でもルールがあるじゃないですか。ルールを守れば楽しく遊べるし、ルールを破れば危険がおよぶ。
これって、登山やカヌー、パラグライダーや釣り、サーフィンとかもですね~。自然を相手にするスポーツより、自分自身をコントロールするバイクの方が、私は危険ではないと感じています。
とはいえ、この18年の間には、悲しいアクシデントにも幾度が遭遇してきました。これも、現実です。
なので、ベテランさんのいない初心者同士のツーリングでは、この辺りを気を付けるといいな~というところを、簡単にまとめました。
初心者同士のツーリングではこれをしないと失敗する
初心者同士のツーリングでやっておくべき5つのこと
①参加者だけの非公開グループを作る
②目的を事前共有する
③相手を否定しない
④無理について行かない
⑤緊急連絡先はジャケットのポケットへ
早速、詳しく見て行きましょう。
① 参加者だけの非公開グループを作る
まず、参加メンバーによる、非公開グループを作りましょう。
そもそも、ツーリングに行こう! ってなったときに、知っている人同士ならいいですが、
「〇〇ちゃんも誘っていい?」
みたいに、友達の友達が参加することは少なくありません。もちろん、苦手な人はここで呼ばないというのも、一つの手です。バイク乗りには、もともと好奇心旺盛な人が多いので、Noを出す人は少ないイメージですが、その分、”身内意識”みたいなのが、たまに強い人がいます。
逆にあなたが、知らな人は苦手というなら、もちろんOK。メンバーに関しては、幹事(言い出しっぺ)の人と決めるのがいいでしょう。
ただし、はじめのうちは、多くても自分を含めて5人くらいが理想です。いきなり大人数のツーリングは、事故の元。少人数で慣れてから、人数を増やしていきましょう。
そして、そのメンバーが決まったら、参加する人だけの秘密のグループを作ってね。40代より上はFacebookグループを活用しているけど、20~30代が入ると、LINEグループの方が多いイメージかな?
ツーリングは、「行くと決めた時から始まっている!」。なので、そのワクワクを、幹事だけじゃなくて、みんなで共有していきましょう♪
② 目的を事前共有する
ツーリングの目的を、事前に共有しよう!
グループができたら、ルートや目的地、撮影スポットにグルメスポットなど、いろいろ情報共有をしておきましょう。さらに、自分のバイク愛もどんどんさらけ出しちゃおう!
参考までにおススメの自己紹介は、
・ニックネーム
・愛車
・免許
・歴代バイク
・今のバイク
・好きなバイクの楽しみ方
・今後やってみたいバイクの楽しみ方
・一番遠くてどこまで走った?
・好きなこと
・苦手なこと
・ガソリンの燃費(可能走行距離)
他にも、好きなファッションや、影響されたレディスライダー。地元なら教習所の話とかもいいですね。
これで何が知りたいかというと、メンバーの性格。ツーリングでは、走っている時は一人でも、食事や観光など、いろんな時間を一緒に過ごします。事前にみんなのなんとな~くのお人柄を知っていることで、当日、緊張がほぐれた状態から、ツーリングがスタートできるんですよね。
バイクの天敵は、緊張や体が硬くなること、集中できないことです。なので、事前にできるだけ、いろいろお話しておくことで、当日が和やかなところからスタートできるのでおススメです。
③相手を否定しない
当日は、何が起きても、相手を責めないでほしいのです。
マスツーリングは、想定外の事がいろいろおきます。例えば、今まで私が経験したことでは、
・遅れる
・道の真ん中でエンスト
・立ちごけ
・タイヤのパンク
・ガス欠
・迷走
・目的地が営業していなかった
・転倒
・事故
トラブルはいろんな条件が重なっておきます。なので、常に
もし自分だったら?
と、自分事として捉えてください。そうすると相手を責めるようなことは、しないですよね~。ちょっと想像すればわかることですが、一番つらいのは、ご本人さま。
これを明日は我が身と想像できる人は、どんどん成長しますし、人を責める人は、同じことがふりかかるでしょう。限られた時間を台無しにしないためにも、応援する側にぜひまわってあげてください。
これは、幹事さんにもよりますが、あえて、事前に話しておくのもいいと思います。(それができない人が参加するのを防ぐこともできるので)
④無理について行かない
重要! これは、怖いのに無理してスピードをあげて、前の人について行かないという事です。
初心者に一番多いのが、この無理をすること。これ、すごーく危険です。
・道がわからなくなる
・はぐれたらどうしよう
・後ろの人に迷惑がかかる
とか、ワリと他のライダーを気にする人がしてしまうんですね。実は私もその一人で、他を気にして自分がこけるという経験を、何度もしてきました(笑)
マスツーリングは、
「一番上手な人が、一番初心者に合わせる」
が鉄則です。これができなくて、自分のペースでガンガン行くような人なら、一緒に走らないでください。
知らずに参加してしまったなんて言う時は、途中離脱OK! バイクは、自分のペースで走ることが絶対です。
ちなみに、初心者とベテランがまざるマスツーリングでは、わかりずらい道は一緒に走り、ここからはフリー走行で〇〇集合みたいに、ストレスなく走れるツーリングになります。
マスツーリングに関しては、以前に記事を出していますので、よろしければご参考までに。
ベテランがいれば、この辺りは暗黙の了解なのですが、初心者同士だと、こういう些細なところをストレスに感じることがあるかもしれないので、お互いの考えを共有しておきましょう。
⑤ 緊急連絡先はジャケットのポケットへ
参加者全員へ、緊急連絡先をジャケットのポケットに入れておくようにしましょう。
これ、意外とあるあるなのですが、何度も会った友達でも、いざという時の連絡先は、知らないモノです。スマホも、ほとんどロックがかかっていますしね(私は面倒なのではずしていますがw)。
旦那さんが奥さんに内緒で来ているから、連絡は、会社の同僚にして~なんていう人もいました。
意識があればいいですが、救急搬送になるような事故の場合、とても重要です。あまり考えたくはないですが、常に最悪の事態を想定しておくことで、より安全に気を付けて、ツーリングができるんと信じています。
私はいつ何が起きてもいいように、免許証の後ろに、緊急連絡先をポストイットで貼っています。なぜなら、事故が起きて警察は、免許証を探すので、すぐ見つけやすいように、緊急連絡先付きの免許証を財布に入れ、バッグではなくウエアのポッケに入れています。
1カ月の旅をしたときに、財布やスマホの入ったポーチをパニアケースに入れて、インロックさせました(失笑)。そのとき、四国の宿のおかみさんが、
「緊急連絡先と1万円札1枚は、腹巻に入れておきなさい」
と助言を下さり(笑)、それ以来、体から離れないところに大切なものをいれるようにいしています。
ということで、こういうマスツーリングでは、統一して、ジャケットのポケットに入れておくといいでしょう。
当日は楽しむだけ!
そして、 もうお気づきかもしれませんが、これ、ぜ~んぶ事前準備のお話です。 ここまできたら、当日は楽しむだけ! たくさんの思い出を作ってくださ~い。
ということでこの記事をまとめると、
①参加者だけの非公開グループを作る
②目的を事前共有する
③相手を否定しない
④無理について行かない
⑤緊急連絡先はジャケットのポケットへ
私は、準備が9割と思っていて、準備にたくさん時間をかけていると、当日はすべてうまくいくし、思いっきり楽しめます。逆に、仕事でバタバタしていて何もできていないと、当日走り出しても、あれ大丈夫だっけ~、とか、何か忘れた? と、走りに集中できず、楽しみも半減に。
そういう意味では、バイクをメンテナンスしておくというのも、重要ですね。
初心者同士は危険かも?なんて思わないで、どんどん行くことをおススメします! だって、ベテランがいると、自慢ばかりでちょっとうざい時もあるじゃないですか(笑)
でも、行くなら行くで、最低限のルールを守り、少なくても、Tシャツと短パンで乗るようなことをしないで、みんなで楽しい時間を共有しましょう。
そうそう、ファッションについては、ちょっと思うことがあるので、また今度記事にしますね。
ツーリング計画をしていると、あっという間に時間が過ぎちゃいますよね。ステイホームの今こそ、ワクワクするツーリング計画をしてみては、いかがでしょうか?
以上、初心者同士のツーリングではこれをしないと失敗するというお話でした。