5日目は、四国2県目となる愛媛県の巡礼を終えました。長距離の移動とオイル交換のため、巡ったお寺さんは少なかったのですが、心に変化があった日でもありました。
その記事の最後に匂わせをしてしまったので、とっとと、更新せねばと急ぎました。よろしくお願いします!
ロングツーリングでやらかしたトンデモ事件
ロングツーリングでやらかしたトンデモ事件とは、ズバリ、インロック!(ビエーン)
スマホもお金もカギも。ぜーんぶ、パニアケースの中でカギをロックしてしまいました。
車でもないのにインロック?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、詳しく説明させてください。
ロングツーリングの積載方法
インロック事件の前に、今回の旅の荷物の積み方について話します。
まず、タンデムシートの上にデグナー(DEGNER) の防水リュックを置き、ロックストラップで固定しました。このリュックには、ノートパソコンや着替えなどを入れています。万が一盗まれても困らないように、大切なものは入れていません。
その上の段には、カッパと一日目に買った靴をツーリングネットで固定しました。納経軸は、ツーリングネットにジャバラのように前後に挿し込みました。走行中に、お軸が飛んでいないか、背中で時々確認しました。
そして、問題のパニアケースの中身です。1日目の準備編で購入した同行二人の袋をメインに、お土産や飲み物などちょっとしたものをポイポイと入れていました。基本的には、ガラガラでした。
お気に入りのAVIREXのショルダーバッグ。この中には、クレジットカードと免許証と現金が入っているお財布とスマホ、カギという超大事なモノの専用バッグになっていました。
朝7時の電話に出て対応してくださったバイク屋さん
(パニアケースの説明用の写真で、事件現場とは違う場所です)
部屋を出て、荷物をバイクに積み込みました。最後には、いつも通りにパニアケースに二人分の袋を入れました。そして、出発の準備が整ったかと思いきや、今回は過去最も近いお寺さんのせいか、なぜかAVIREXのショルダーバッグもパニアケースに入れてしまったのです。ボーッとしていたのですかね。
パニアケースのレバーを下げ、パチッとはめる一連の動作中に、「まずい!」と思いましたが、脳からの指示よりも先に手がガシャコーンとロックをかけてしまいました。
スペアキーは持っていたのですが、なぜか大切だからと「同行二人」の袋の中に入れていました。全く意味のない行動でした…。
途方に暮れていてもしょうがないと思い、早朝でご迷惑だと感じながらも、お宿の方へ声をかけました。朝7時過ぎにも関わらず、女将さんはすぐに、「まぁ、大変!」と言って、黄色い電話帳を持ってきて、バイク屋さんの電話番号を調べて電話をかけてくださいました。そして、そのバイク屋さんも早朝なのに、すぐに対応してくれました。朝8時にはバイク屋さんに到着しました。本当に早い対応でした!
「カギを壊してください」とお願いしましたが、バイク屋さんは、想定外に開錠作業をしてくださいました。
どのように開けたかは、防犯上説明を控えますが、奇跡の開錠に飛び上がって喜びました。パニアケースはもちろん使えますし、カギもちゃんとかかります。スゴーイ! 緊急対応にも関わらず、良心的な金額で、本当に助かりました。ありがとうございました。
1万円とスペアキーは腹巻へ
この時点で、ぐったり。景色が開けた橋のところでバイクを止めて、座りこんでしましました。
自分のダメさ加減にガックシとヘコんでいると、通りがかった20代くらいの男性に声をかけられました。バイク好きの彼とペチャクチャ雑談していたら、どんどん気が晴れて行きました。単純(笑)
お宿へ戻って開錠の報告とお礼を伝えると、女将さんも一緒に喜んでくださり、最後にアドバイスをくださいました。
「もしもの時の交通費や電話代として1万円。そしてスペアキーは、肌身離さず持っていた方がいい。昔は腹巻にいれていたのよ」
本当におっしゃる通りでした。ということで、その場でスペアキーをズボンへ入れて、AVIREXのショルダーバッグは、腹巻と思って、その後は肌身離さず持ち歩き、寝る時も首からかけて寝るようにしました。
さて、無事に開錠できてお礼も済んだところで、この日はお休みにしたいと思いました。しかし、お目当てのお寺さんが目の前なので、ここだけは寄ってみようとノロノロと40番札所を目指すのでした。