今回は、旅の途中でスキンヘッドにした時のことをお話ししますね。
お遍路さんの旅はこちらからどうぞ♪
バイクでお遍路、そして突然の決意
私は岡山県で目を覚ましました。バイクに乗るきっかけをくれたステキな先輩方と、まるで家族のように心置きなく旅を楽しんでいました。普段は節約旅ばかりの私でしたが、この時ばかりは思い切って少し贅沢もしました。
そのみなさまとお別れをし、岡山県へ向かう途中、突然ひらめいたんです。
「スキンヘッドにしたい!」
人生で一度はやってみたいと思っていたことの一つが、スキンヘッドでした。なかなか実行に移せずにいましたが、旅の勢いが背中を押してくれました。
最高のマスターとの出会い

早朝にもかかわらず、くるくると回る理髪店の看板が目に飛び込んできました。体が勝手に反応し、迷わずピットイン。
「スキンヘッドでお願いします」と伝えるとマスターは、おしゃれな3分刈りの見本を見せてくれました。しかし、私は一切妥協しませんでした。「ツルツルでお願いします!」と伝えると、マスターは「女性のスキンヘッドは初めてです」と驚きながらも、私の覚悟を受け入れてくれました。
予想以上の爽快感と温かい心遣い

バリカンが髪を刈り上げ、鏡を見ると……

きゃー! 予想以上の爽快感!

このお店は、本当に大当たりでした。腕の良いマスターは、すばらしい手さばきでどんどんかりあげてくださいました。


剃刀負けしないように丁寧にオイルで頭皮を保護してくれただけでなく、なんと自前のニット帽までプレゼントしてくださいました。お写真の公開も快くOKしてくださり、本当にありがとうございました。大大満足のスキンヘッドです。
そうそう、スキンヘッドになってヘルメットをかぶると、ぶかぶかになるのですね! もし、これからスキンヘッドに挑戦する予定のある女性がいらしたら、ヘルメットの内装パッドの準備をしておくと安心ですよ。
こうして、岡山で素敵な出会いを果たし、美味しい料理を堪能し、タイヤ交換まで済ませて、私は再び四国へと向かったのでした。
教訓。「やりたい、やりたい」と思ったことをいざやってみると、別に大したことではないことに、気が付く。
そしてこの7年後にがんが見つかり、再度ツルツルになるとは、人生とは何が起こるかわからない。