バイクでお遍路

女性ライダーのおひとりさまバイク遍路旅【番外編2】船の上から見つめた海と雲、道の駅で頂いた日本酒と

西国88カ所巡礼の旅、ついに結願を迎えたその日に、和歌山県を目指します。

女性ライダーおひとりさま船の旅。徳島県から和歌山県へ

この旅では、よく海と空とのセットの景色が飛び込んできました。海に囲まれた四国とは、これで一度お別れです。それにしてもずっと眺めていることのできる、海と空。自分の悩みが、どうでもよくなる景色でした。 

フェリーに乗るのは、毎回ビビっていました(笑) ガタガタする路面やツルツルの床、駐車場所がわからないとか、立ちごけしたらどうしようとか。

でも、なんとか、一度も倒すことなく乗り降りできたのは、少し自信にもなりました。

というか、バイクが優秀すぎたのでしょう。この子なくして、お遍路達成もあり得ませんでした。感謝感謝です。

一人でいたければ一人で過ごし、誰かと話したければライダーに声をかける(笑) いい人ばかりで楽しかったなあ。

カメラを向けると快くポーズを取ってくださるみなさま。こういう一期一会は、この旅の間ずっと続くのでした。

この日の宿泊地は、道の駅

朝一番で高野山へ行きたいと思い、なるべく近くまで走りました。道の駅「紀の川万葉の里」。駐車場は広々、キャンピンカー含めて10台以上の車あり。トイレも明るく、大当たりの場所でした。

そして、屋根下の絶妙な場所にテントを張っていたこのお方。キャンプツーリングの上級者さんでして、ベンチに座って日本酒をいただく。これまでの旅のお話しをうかがい、次回はキャンプツーリングへのあこがれが強まる。心細かったので安心して休むことができました。

盆暮れ正月を休みなく働き、連休は取れても3日間。大腸ポリープ切除のための入院で11日間休んだけれど、20年間の会社員生活で一番長いお休みでした。なので、休みが欲しければ辞めるしかなかったわけです。

結論としては、もっと早く辞めておけばよかった。と思う自分と、今が最高のタイミングだ、と思う自分。やっぱり、後者かな。

「何か始めるのに、遅すぎることはない」という言葉を信じて、高野山を目指します。

※この旅は、2015年のお話しです。

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